歯科情報の氾濫 part2 NHKためしてガッテン。常識逆転!自宅で虫歯を治す法
こんにちは、院長の江俣です。
皆さんは8月27日放送のNHKためしてガッテン「常識逆転!自宅で虫歯を治す法」をごらんになったでしょうか??
私もジムに行かず番組を見ておりました。
歯を削らないとうことから非常にわかりやすくすばらしい番組内容でした。
しかし昨日のテレビを見られたほとんどの方が初期の虫歯は治療しない方がいいと勘違いされる危険性があります。説明の補足が必要です。キーポイントは再石灰化とCO(C.Observation=Cの観察)だと思うのですが、このCの観察が視診がほとんどですから、歯科医師の勘になることがあります。(レントゲンでも不十分です。)
そのために客観的診査が必要です。当院ではカボ社のDIAGNODENTOで検査しています。ダイアグノデントとはレーザーを使用した虫歯診断装置です。虫歯の程度が数値で表示されますので、より正確な虫歯の診断が可能です。さらに視診やX線などでは見落とされていたわずかな歯質変化も発見できるためより正確な診断が行えます。
| 当院でも (C Observation)を行っていますが、初期の虫歯でもレーザーの反応が30以上の歯は治療しています。初期と思われた虫歯でも治療してみるとかなり深くまで虫歯菌に侵されているケースは少なくありません。歯をけずらないことも大切ですが、我々は歯科医師は治療をせずに放っておかれた歯の惨状をいやというほど見ています。昨日のテレビの解説を誤解して初期の虫歯を放置しないようにしていただきたいと思います。Cの観察を望まれる方は必ずレーザーによる診断を受けられてください。 |
ダイアグノデント |