村上龍の「無趣味のすすめ」を読んで
皆さん。こんばんは院長の江俣です。
私の好きな作家の一人が村上龍です。
彼のメールマガジンはいつもチェックしてますし、カンブリア宮殿も出来るだけ観てます。
前回の大作「半島を出よ」は読み応えがありました。
先日発売した「無趣味のすすめ」は短いエッセイ集で、署名にもなった「無趣味のすすめ」という文章は、幻冬舎のゲーテという雑誌の創刊号に載っていたと記憶しています。
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「趣味の世界には、自分を脅かすものがない代わりに、人生を揺るがすような出会いも発見もない。真の達成感や充実感は、多大なコストとリスクと危険を伴った作業の中にあり常に失意や絶望と隣あわせに存在する。」 世の中への影響力は、趣味のなかにはなく、金銭、批判その他全てのリスクを背負って行う「仕事」の中にしかなく、好きなことは「趣味」にするっていうより、もっと真剣に突き詰めて仕事にすべきなのですよ。といってます。 ちなみに、最後の「盆栽をはじめるとき」という書き下ろしのエッセイも最高でした。 |
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