Transplantation
自家歯牙移植

自分の歯で“補う”歯牙移植治療
自家歯牙移植
自家歯牙移植とは、自分自身の役に立ってない歯を抜いて違うところへ移植する方法で、治癒形態がほとんど歯根膜付着といって普通の歯と同じように機能するのでお勧めできます。
不必要な親知らずの歯やすでに噛み合う相手がなくなってしまった第二大臼歯や歯列からはみ出た第二小臼歯などを、保存不可能で抜歯になる他の場所に移植することがもっとも多いです。
自家歯牙移植について知る
自家歯牙移植の特徴

最大のメリットは、歯根膜(顎骨に歯を固定させる靭帯のような組織)も同時に移植できることで、噛み心地が正しく脳に伝達されるため通常の歯の感覚を保つことが可能となり、この点がインプラントとの決定的な相違なのです。
インプラントが人工臓器(人工歯根)の移植であるのに対し、自家歯牙移植は天然臓器の移植です。
メリット
- 歯を失っても噛む感覚を補えます
- 通常の歯の感覚を保てる可能性が高くなります
- 親知らずの抜歯と並行すると保険適用になり治療コストを抑えられる見込みがあります
デメリット
- (場合により)保険対象外となり治療費が高額になる可能性があります
- ドナー歯の状態や噛み合わせ、日々のケアなど清掃状態によって歯の寿命が短くなってしまう可能性もあります
自家歯牙移植の条件
自家歯牙移植の適応範囲には、以下の条件が必要です。
- 不必要な歯(ドナー歯)がなくてはいけない
- 移植する歯が歯周病にかかっていない歯であること(歯根膜の存在)
- 移植する歯の根が単根か複雑な形ではないこと
- 移植する場所に歯の大きさが類似(サイズがあってる)している事
- 患者さんが比較的若いかたであること(40歳くらいまで)
当院の自家歯牙移植の代表症例
親知らずを抜歯した箇所に移植したい
奥歯の自家歯牙移植
Before

After

| 主訴 | 右下の奥歯の抜歯し、親知らずを移植 |
|---|---|
| 治療期間・回数 | 3ヶ月~半年・約8回 |
| 費用 | 150,000円 |
| デメリット・注意点 | 移植ができるかは適用条件による。 |
治療例の紹介
自家歯牙移植を成功させるために

自家歯牙移植の成否は、歯の根を覆う薄い組織「歯根膜」をいかに傷つけずに移植できるかにかかっています。この組織は非常にデリケートなため、移植する歯の抜歯には極めて精密な手技が要求されます。当院では、歯根膜を最大限保護する専門技術で、成功率を高めています。
Point
歯根膜のはたらき
歯根膜には、主に2つの重要な役割があります。一つは、移植先で骨と再結合するための高い「再生能力」。もう一つは、噛む力を和らげる「クッション機能」です。これらの機能により、移植した歯は再び顎の骨に根付き、天然歯のように機能することが可能になります。